日本肝臓学会東部会に参加しました。
ウイルス性肝炎の話題についてはやや峠を超えたといった感じでしょうか。その分、脂肪肝のような代謝性肝疾患に議論の中心が移ってきてます。
脂肪肝や肝硬変の患者さんで血糖コントロールが悪い場合は、肝臓がんを発症する率が高く、肝臓専門医は糖尿病の治療についても詳しくならなければならないとアナウンスされています。その一方で、糖尿病だけと思われた患者さんが脂肪肝などの肝疾患を潜在的にかなり合併しているようです。
糖尿病専門医だけに診てもらっている場合より、肝臓専門医も併診している場合の方が、肝臓がんが見つかる場合は比較的早期発見となるようで、糖尿病の方も6ヶ月ごとのエコーやMRIなど画像検査はすべきだと提言される先生もいました。
2016年12月12日更新

今日は消化器病学会東海支部例会で、肝硬変の腹水治療についての演題を発表しました。
しかし、演者のかたは20代から30代の若い先生がほとんどで、もう私が支部例会に発表するのは
場違いなのかな~と感じざるを得ませんでした。最近はどうしても法人理事としての仕事が優先されてしまいます。
臨床医、研究者としての業務はもともと嫌いなわけではありませんでしたので、寂しさを感じる事も正直あります。
それだけ、若い先生が育ってきており、喜ばしいと感じなければならないんですが‥
2016年11月21日更新

まず11/3の井谷医師の演題「非アルコール性脂肪化肝疾患(NAFLD)におけるSGLT2阻害薬の有効性の検討」ですが、
会場の反応も大きく脂肪肝炎の治療として今後飲み薬のSGLT2阻害薬が主役になる可能性を充分感じました。
11/4の私の演題「肝硬変・肝臓癌における難治性胸腹水に対する多施設前向き研究による腹水濾過濃縮再静注法(CART)の有効性及びトルバプタン併用による穿刺回数減少の試み」ですが、総合討論で利尿メカニズムなどを同じセッションの先生と議論になり、発表後に共同研究のお誘いもありたいへん有意義なものになりました。その他、トルバプタンの有効性の評価が各施設でまちまちなのが問題でしたが近いうちに統一された見解が出そうです。


2016年11月7日更新