旭化成メディカルさんの腹水穿刺濃縮再静注法(CART)の治験に当院も参加しているのですが、その中間解析がでたとのことでコメンテーターとして東京に来ています。
余談ですが、今日の東京は寒いです!
この会は、肝臓だけでなく様々な専門医(腎臓、婦人科、外科、緩和医療など)が集まって
意見を述べます。専門の垣根を超えて、いろいろ視点からの分析があり、勉強にもなりました。
なお、この詳細は第35回日本アフェレシス学会学術大会(9/26-28、京王プラザホテル(東京新宿))
http://www.jsfa35.orgにおいて一部報告されます。
私も、9/28 12時からのランチョンセミナー5(第1会場)で「肝疾患におけるCARTの役割」(仮題)について
講演させていただく予定です。
http://www.jsfa35.org/wp-content/uploads/2013/10/0928.pdf
よかったら聞きにきてください。
2014年08月27日更新
脂肪肝、糖尿病などの生活習慣病は運動、食事療法が重要ですが体重の上下だけで効果を判断しがちです。
当院には体組成分析器Inbody 720があり、筋肉量、脂肪量を把握したうえ、それぞれにあった治療をお勧めしています。
ごくたまに「この検査いらない」という患者さんがいますが、治療効果の基準になり血液検査と同じぐらい大事ですので、ぜひ、うけてくださいね!
2014年08月22日更新
8/13、腹水を抜いて水分やバクテリアなどを取り除き、
栄養分を濃縮して再び体に戻す治療(腹水穿刺濃縮詐再静注法)を2例行いました。
この治療は、腹水を抜くだけですと栄養もいっしょに抜けてしまい、すぐに腹水がたまったり、
抜いたあとのだるさが強く出ますが、自分の栄養分を再利用する事でそれを防ぎます。
最近はサムスカという強力な利尿剤も使えるようになり、それぞれ使い分けが研究されて、
腹水の治療もいろいろ増えてきました。
当院では、年6~70例の治療を行ってきました。
10月の日本消化器病学会関連週間(http://www.jddw.jp/jddw2014/)に当院の研究成果を発表予定です。
2014年08月13日更新