昨年に引き続き肥満学会に参加です。
脂肪性肝障害と深いつながりのある肥満症は、肝臓専門医にとっても最新の知識が必要な領域ですので気を引き締めて勉強して参りました。肥満症は難治ですが、チーム医療で活路を見いだそうとする病院が増えてきており、当院でも体勢づくりが急務と思われました。話題の「RIZAP」ですが、CMで有名な減量に成功した森○卓○さんの経過を実例にあげて、利用者の増加とともにデータが増えて、かなり科学的に踏み込んだ肥満症対策になってきた感じです。
RIZAP主催のランチョンセミナーは会場に入りきれない人が多かったようです。井谷医師発表のSGLT2投与により肝障害とともに減量効果を認めた分析では、その効果に会場の反応も大きく、今後の新薬や追加治療を行った場合でも、同様の効果がでるか興味深く話題性があるように感じました。
2017年10月12日更新