今、認定産業医を取得する為東京にいます。
産業医はざっくり言うと企業にお勤めされる方の健康管理全般を請け負う医師です。
実はこの講習会がかなりタイトなスケジュールで朝9時から夜7時まで6日間連続し、会場から脱出することは許されずみっちり講義と実習があります。今日3日目ですが、正直辛いと感じます。
なぜそのような思いまでして産業医を取得するかと言うと、産業医は50人以上の事業所では1名以上選任する義務がありますが、新病院付近に多くの工場、学校があり、そして私の病院も200名以上の職員がいますので産業医を置かなけばなりません。有害物質を扱う企業様などは以前から作業管理、作業環境管理、健康管理を産業医としっかり行っていらっしゃる所が多いと思いますが、最近はうつ病や過労死の社会的問題への対策から、メンタルケアの比率が高まってきています。
更に企業のグローバル化により海外出張や派遣が増加し、日本では珍しい病気(マラリア、A型肝炎、ダニ媒介性脳炎など)、慣れない生活に対するストレス、劣悪な医療状況など、対応が大変なことがわかりました。このように産業医のニーズが高まっているので避けられないというわけです。
疲れを癒やすため、帰り道に表参道のイルミネーションを眺めに行きました。来年から私も産業医活動を始めることになります。
2017年12月18日更新