最近、脂肪肝に遺伝的因子があることが報告されています。
patatin-like phospholipase domain containing 3 geneというなんとも長い名前の遺伝子ですが、業界では「PNPLA3」遺伝子といわれ、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)とNAFLDがない人の遺伝子を比較すると、この遺伝子のある部位の変異率がNAFLDの人は高かったというものです。
どんなに生活習慣に気をつけていても簡単に脂肪肝になりやすい人もいれば、適当でも脂肪肝になりにくい人がいるということになってしまいます。
まあこればかりは仕方ありませんが、脂肪肝は治療しなければいけない病気と認識されていますので、脂肪肝になりやすい体質をお持ちの方は、簡単に結果が出なくても心折れる事なくじっくり向き合っていくしかありません。
2016年12月27日更新