病院にお越しのかたはもう目にされていると思いますが、5月31日をもって四日市消化器病センター病院長を退任させていただくことになりました。レベルの高い専門医療ができる病院を目指し「東京の医療を四日市で」をテーマにここまでやってきました。
地域のみなさま、職員の皆さんのご協力により、概ね理想の病院になっていると思っています。しかし医療の世界は日進月歩で立ち止まることを許されません。また、昨今は純粋な臨床業務だけを考えているのでは、病院の運営ができないほど厳しい世界でもあります。当病院は来年春の新病院移転事業があり、当面乗り越えなければならない高いハードルが続きます。経営戦略を中心とした業務により集中するため私が法人理事長専任となり、6月1日から消化器専門の柳本研一郎医師に病院長の重責を担って頂くこととしました。なお私も引き続き外来業務と肝臓の手術を中心に臨床医として皆様のために尽力させて頂く所存であります。文章を書くのは苦手なのですが、かなりの方が私のブログを見てくれているようでして、今後は病院の運営についての内容が増えると思いますが、なんらかの形で継続したいと思います。私に叱咤激励いただいた皆様に深謝いたします。
2016年05月31日更新