頭部MRI検査は、
一般的に、高血圧、脂質異常症、
糖尿病といった生活習慣病を
お持ちの患者さんに脳卒中を
未然に察知すべく行われています。
つまり命にかかわる
くも膜下出血を引き起こす動脈瘤の発見
脳梗塞を引き起こす頭蓋内の血管狭窄
さらに脳腫瘍などの診断にすぐれます。
患者さんや検診を受ける方から
『認知症の診断をMRIでできないか?』
という相談を受けます。
実は、
超絶すごい精度があるわけではありませんが
記憶を司る『海馬』という場所が
標準に比べどの程度萎縮しているか
『VSRAD(ブイエスラド)』というソフトを用い
『VOI萎縮度』を解析して、
A『今のところ大丈夫』萎縮度0~1
B『ちょっと注意』1~2
C『かなり怪しい』2~3
D『認知症が現れる危険がかなり高い』3~
とざっくり状態を診断することができます。
社会的使命などもあるのか
運送業さんはよくVSRADも
併せて検査を希望されますね。
四日市消化器病センターのMRIに
ソフトがインストールされており
撮影前に起動しておけば
通常の頭部MRIにプラスして
解析レポートお渡しすることができます
これが、そのレポートですが
萎縮した脳は色が乗っかって表示され
青は軽症ですが、
強い萎縮があると赤くなります。
ただ、萎縮が強いといっても
あくまで補助診断であり、
認知症を決定付けるものではありません
実は、私は頭痛もちであり
通常の頭部MRIは撮影したことがありますが
VSRADによる解析を行なったことはなく
そりゃ20代の頃の記憶力より
劣ってきていると自覚していますが
なんとなく結果を見るのを避けてるんですけどね
#MRI検査
#MRI
#頭痛
#VSRAD
#認知症
#海馬
#海馬の萎縮
#脳動脈瘤
#くも膜下出血
#脳ドック
#脳梗塞
#脳腫瘍
#人間ドック
#四日市ヘルスプラス診療所
#四日市
#四日市消化器病センター
#東京の医療を四日市で
2024年10月7日更新