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四日市消化器病センター

〒512-1203三重県四日市市下海老町字高松185-3
電話番号:059-326-3000
診察時間
午前/9:00~11:30
午後/15:00~16:30
休診日:土日曜・祝日

医師ブログ

【頭部MRIは、認知症の診断にどこまで迫れるか?~VSRADについて~】

頭部MRI検査は、

一般的に、高血圧、脂質異常症、

糖尿病といった生活習慣病を

お持ちの患者さんに脳卒中を

未然に察知すべく行われています。

つまり命にかかわる

くも膜下出血を引き起こす動脈瘤の発見

脳梗塞を引き起こす頭蓋内の血管狭窄

さらに脳腫瘍などの診断にすぐれます。

 

患者さんや検診を受ける方から

『認知症の診断をMRIでできないか?』

という相談を受けます。

実は、

超絶すごい精度があるわけではありませんが

記憶を司る『海馬』という場所が

標準に比べどの程度萎縮しているか

『VSRAD(ブイエスラド)』というソフトを用い

『VOI萎縮度』を解析して、

A『今のところ大丈夫』萎縮度0~1

B『ちょっと注意』1~2

C『かなり怪しい』2~3

D『認知症が現れる危険がかなり高い』3~

とざっくり状態を診断することができます。

 

社会的使命などもあるのか

運送業さんはよくVSRADも

併せて検査を希望されますね。

 

 

四日市消化器病センターのMRIに

ソフトがインストールされており

撮影前に起動しておけば

通常の頭部MRIにプラスして

解析レポートお渡しすることができます

これが、そのレポートですが

萎縮した脳は色が乗っかって表示され

青は軽症ですが、

強い萎縮があると赤くなります。

 

ただ、萎縮が強いといっても

あくまで補助診断であり、

認知症を決定付けるものではありません

 

 

実は、私は頭痛もちであり

通常の頭部MRIは撮影したことがありますが

VSRADによる解析を行なったことはなく

そりゃ20代の頃の記憶力より

劣ってきていると自覚していますが

なんとなく結果を見るのを避けてるんですけどね

 

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2024年10月7日更新