報道されているのでご存知の方も多いと思いますが
昨今『この薬が欲しい(患者さん)』
『この薬を処方したい(医師)』と思っても
手に入らないことが多くなっています。
様々な理由で、医薬品メーカーさんから
出荷調整という形で制限がかかっているのです。
厚生労働省のサイトからみると、
『出荷停止で回復の見込みがたたず』
『限定出荷』
などと記載される出荷調整薬があり、
現在約4000種類になるとか‥
2021年ごろのコロナ禍あたりから顕著になりましたが
需要に供給が追いついかなかったり
(例えばカロナールといった
解熱鎮痛剤などもありましたが)、
製造過程などでエラーや不正があり
国からの認可がでないことが多くなり
類似薬をもつ他メーカーもドミノ倒しのように
追いつかなくなるようです。
私も全ては把握しきれていないので、
少し前のことですが、
膵臓の機能が低下し消化不良が続く患者さんに
膵消化酵素薬を処方しようとしたところ
残念ながら出荷調整がかかっており、
患者さんに実情を丁寧に説明、お詫びしました。
四日市消化器病センターでは薬剤師の方が、
出荷調整薬の情報共有のため
電子カルテの掲示板に最新情報を掲載してくれます。
先日、アレルギー反応や喘息の治療に頻用されている
ステロイド注射薬『ソルコーテフ』
にも出荷調整がかかっていると報道されました。
ベストな治療を行いたくても、類似薬を含め
目的薬剤が手にはいらないことで治療困難となり、
命にかかわることもありうる懸念が広がります。
なんとか、この状態を脱出して欲しいと願っております。
#医薬品出荷調整
#薬剤師
#厚生労働省
#薬がない
#医薬品
#医薬品不足
#医薬品不足にご理解ください
#ステロイド
#膵炎
#リパクレオン
#膵臓
#アセトアミノフェン
#ロキソニン
#解熱鎮痛剤
#抗生剤
#メロペネム
#咳止め
#感冒薬
#四日市ヘルスプラス診療所
#四日市
#四日市消化器病センター
#東京の医療を四日市で
2024年10月5日更新