土曜日の四日市消化器病センター
いつものように
肝臓癌に対する手術
(肝動脈化学塞栓術(TACE))
が行われております。
血管造影(アンギオ)室で
カテーテルの操作は、浦城医師と
直接介助の看護師さんが
阿吽の呼吸で
頑張ってくれてますが、
別のところで
なにやら探し物をしているような私
原発性肝細胞癌(肝癌)は、
通常肝動脈から栄養されるので
治療は肝動脈の枝に塞栓物質を詰める
という作業になります。
腫瘍の状態がわかり次第
この動脈を詰めても耐えられるか?
お薬の注入量に手加減がいるか?
腎機能や肝機能の速報データを
もとに確認しているんです。
(一応仕事してるでしょ?)
小さな腫瘍を見逃していないか?
造影をしながらCTを撮影する
CTアンギオという検査も行います。
←黄色矢印は肝臓ガンですが
肝動脈から造影されるモード(CTHA)では
造影剤が入り込んで白く光り
←赤色矢印は
上腸間膜動脈という血管を造影すれば
造影剤はやがて門脈から肝臓に至るという
門脈造影モード(CTAP)ですが、
肝臓全体が造影剤で白っぽくなり
肝臓がんの部分だけは
門脈から栄養されないので
造影剤が入らず黒く取り残されます。
こうやって、塞栓術の直前まで
詳細を調べてるんですよ
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2022年10月22日更新