肝硬変の患者さんは
肝臓に栄養などを送る
『門脈』という血管の圧力が高くなり
(門脈圧亢進症)
その供給静脈である
食道の静脈に瘤(こぶ)が
できてしまいます。
これを『食道静脈瘤』といいます。
この静脈が破れると大量の出血をきたし
吐血からショック状態へと、
命の危険もあります。
今回、血豆サインができて
破れる危険がせまった患者さんの
食道静脈瘤内視鏡治療
(内視鏡的食道静脈瘤結紮術:EVL)
を行いました。
胃カメラで破れそうな箇所を確認
一方、まだ破れそうでない静脈瘤はこんな感じ
ということで、今回その破れそうな場所を吸引して、
持ち上がった静脈瘤に
遠隔操作で輪ゴムをかけていきます。
(今回は7箇所)
数日後にこのタコの頭のような
箇所が脱落、粘膜が再生して
静脈瘤が消えます
一部始終を
三重大学医学部生で
学外病院実習中の学生さんにも
見学してもらいました。
実は四日市消化器病センターから
がんばったら歩けそうな近所に
お住まいとのこと
すごく熱心な学生さんで
立派な医師になってくれると
確信しましたよ。
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2022年10月3日更新