今日の四日市消化器病センター
肝臓がんに対する
肝動脈化学塞栓療法(TACE)を
2例行いました。
朝早くから手術の準備をしてくれる看護師さんたち
ちょっと難しい話ですが、
肝臓がんは基本的に
動脈から栄養をもらって
大きくなります。
一方、正常肝細胞は
門脈と動脈から栄養をもらっています。
今回の第1症例は
肝臓がんを養う動脈と門脈に
シャントと言われる短絡路があり
↑のあたりに腫瘍の影がうつって欲しいのですが
動脈造影をすると門脈もすぐに造影剤がながれ
腫瘍の影や栄養血管がぐちゃぐちゃにうつり
どうやって治療すべきか困りました。
四日市消化器病センターの装置は
CアームといってアルファベットのCの形をしています
回転することによって
X線管から出るX線の角度を変えることができます
まっすぐの時
斜めにした時
動脈と門脈の画像が重ならない位置に調整し
腫瘍をくっきり捉えることができました(↑)。
さらに浦城医師が動脈と門脈の短絡している場所を見つけ
その末梢の動脈から
抗がん剤と塞栓物質を慎重に流して
治療できました。
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2021年08月21日更新