『かんのうほう』(肝嚢胞)
と
『かんのうよう』(肝膿瘍)
『ほ』と『よ』の違いしかありません
『かんのうほう』は肝臓にできる水の袋のこと
検診エコー検査でも、しょっちゅう見つかります。
かなり大きくなっても
症状や全身状態に影響を及ぼさず
ほとんどが経過観察でいいとされます
一方、
『かんのうよう』は肝臓にたまった膿(うみ)のこと
膿にはバイキンがいっぱいいて
熱、腹痛、黄疸などの症状がでます。
状況にもよりますが、
抗生剤でバイキンを殺しきれない場合は
体の外に膿を出すカテーテルを入れます。
今回入院患者さんに行ったのは
この『かんのうよう』の治療
こんなキットを用います
ただ、この肝膿瘍の原因は
不明の場合も多いですが
近くに腫瘍がある、胆管の変形がある
糖尿病や免疫異常がある
といった背景も
考えていかなければなりません
(ご本人様には了解を得て撮影しています)
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2021年08月3日更新