きょうは、三重大学の田中医師とエコーをつかって肝臓がんのラジオ波治療を行ないました。
今回のターゲットは、造影CTでかろうじてわかるものの、エコーでは全く陰の見えないがんでした。
田中医師が、ラジオ波のでるボールペンの芯ほどの針を癌にむけてすすめて行くのですが、私からはまったく正常な肝臓にさしているように見えます。田中医師いわく、
「この肋間からこの角度で針をいれるとこの深さに(治療すべきがんが)あるはずだよねー」と。田中医師にもがんの陰は見えなかったようです。しかも、呼吸でほとんど肺にかくれてしまう場所的に大変難しい場所です。
さて、すぐにCTをとりますと、びしっと2本の針はがんを見事に挟み込むように貫通していました。このように見えないがんを治療する技術をもっているのは、全国でも数えるほどしかいないようです。まさに神業をみた瞬間でした。
2015年01月24日更新