研修目的
『新人看護職員が臨床現場に順応し、基本的な臨床看護実践能力を習得することができる』
研修目標
- 看護実践に必要な基礎知識・技術を習得できる
- 患者個々のニーズを的確に捉え、やさしく思いやりを持った看護が提供できる
- 患者の安全・安楽を基本にした臨床実践能力を身につける
- 専門職者として、社会人として、責任と自覚もって行動できる
- 円滑な人間関係を築き、現場環境に順応し自身の目標に臨むことができる
教育体制
『チーム支援型(またはプリセプターシップ)を用い、所属部署の直接の指導者だけでなく部署スタッフ全員で新人を見守り、支援する。また、他部署と連携・協力することにより、病院全体で新人職員をサポートし皆で育てるという組織文化の醸成と、共に成長することを目指す。』
院外研修項目
BLS、接遇、感染管理、ポジショニング、スキンケア、テープの固定、抗がん剤の基礎知識と看護、輸液ポンプ・シリンジポンプの取り扱い、脳卒中リハビリ
看護技術(注射、採血、与薬、吸引、導尿)
院内研修項目(Off-JT)
医療安全管理、感染管理、薬剤管理、情報管理、業務管理、物品管理、コスト管理
災害防災管理、医療機器管理、疾患と治療、看護(医療)倫理
全科一体型指導のねらい
- 中規模病院である当院強みを生かし、全科(消化器、眼科、透析、整形外科など)を日毎に業務割し配属することで病院全体の仕組みや概要に触れる
- 全科を学び、知識を増やしていくことで、全体的な個々人の能力を段階的に向上させる。
- 先輩職員は新人に関心を持ち、サポートする姿勢を示す
フォローアップ
- 新人看護職員の適応状況を把握し、新人職員研修が効果的に行われるよう支援する
- 総合的な評価には面談を取り入れ、継続的にポジティブフィードバックを行う
- 実地指導者からの相談や提案を受け止め課題を共有し、解決策を検討する
- 今年度の教育の経過を記録、評価し次年度のプランに反映させる
現場教育の実際(OJT)
一年目(新人看護研修年間パスに沿って)
- 職場への適応とリアリティショックの克服
- 現場での看護実践者として基本的な姿勢と技術を養う