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四日市消化器病センター

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医師ブログ

【歴史を知ると行きたくなる峠〜もろくて道路が作れない?〜】

静岡県浜松市です。

浜松というと、新幹線駅がある都会のイメージですが、

愛知県と静岡県と長野県の三県境付近の静岡県側は

どこから接近しようにも山間部をくねくね

延々とドライブしつづけるというアクセスも大変で

そこも『浜松市』となっています。

 

 

 

戦国時代は海のない信濃国に貴重な塩を運んだり、

徳川家康との戦などで武田信玄の軍勢が

通過した歴史上有名な秋葉街道です。

 

 

 

さすがに、現代なら行き来も容易と思われるのですが、

この浜松から長野県飯田市への道路事情は劣悪で、

ちゃんと国道番号がふられているにもかかわらず、

マニアさんには『酷道』(ひどいこくどう)ということで有名。

 

 

 

 

このあたりは中央構造線が通る断層地帯で、

脆く崩落しやすいため峠越えの道路一つ作るのも難しく、

『青崩峠(あおくずれとうげ)』という地名になったぐらい。

 

 

 

 

実際、国道での青崩峠ルートが断念され

迂回する形で細い林道が兵越峠を越えて

細々と行き来できる状態。

 

 

 

 

しかし、なんとかここに高規格道路を通そうと

『三遠南信自動車道』が計画され

先日、難工事の末『青崩トンネル』が開通したとのこと👏

(まだ、車で通過することはできません)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00585/032500243/

前置きがながくなりましたが、

この話題の『青崩峠』や『兵越峠』を

目指したくなったので敢行しました。

 

 

 

 

新城市あたりから、ぶつ切り開通の『三遠南信自動車道』を利用し北上、

途中水窪(みさくぼ)という街道唯一の小さな街で小休止

JR飯田線の駅まで、利用者さん用の吊り橋を渡ったり、

『小松屋製菓』さんという歴史ある和菓子屋さんで

https://5028seika.com

栃餅という名物をいただいたり、非日常に癒されます。

この水窪をでて、まず『青崩峠』に向かいます。

 

 

 

簡易舗装の山道を進むと、ところどころ

山の斜面が崩れており『崩』実感

 

 

 

点在する、歴史的な神社や記念碑が往時を偲ばせます。

ここからは長野県に車で行けませんので、

兵越峠分岐まで戻ります。

 

 

 

このトンネルは『草木トンネル』というのですが、

兵越峠に向かう手前で『三遠南信自動車道』として

180億円かけて建設してしまったものの、青崩峠以上に兵越峠にトンネルを

作ることが超絶難しいことが判明し、延伸を断念したとのこと。

 

 

なので、今後『新青崩峠トンネル』が使われだすと、

利用価値を失うというなんとももったいないトンネル

 

 

 

 

二度と通らないかもしれなので立派なトンネルをゆっくり通り、

林道に変貌した『兵越峠』を通過、無事長野県飯田市に辿りつきました。

 

 

 

 

飯田市では、評判の高い『銀座ハンバーク』さんで

https://hillsinnovation.com/ginza-hamburg/

肉汁たっぶりの和牛ハンバーグをおいしくいただき

帰りは、細い峠道を通ることなく

中央道経由で四日市まで戻ってきました。

 

 

 

『青崩峠』は、たんなる峠かもしれませんが

その歴史が、あまりにも濃すぎて

長いブログになってしまいました。

 

 

 

 

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2025年05月4日更新