四日市消化器病センターの
肝臓内科に通院される方の中には
肝硬変という状態になっている
患者さんが多く見られます。
肝硬変になると、肝臓に栄養をおくる
門脈という血管の圧力が高まり
食道にある静脈まで波及し
破れてしまうことがあります。
スタッフ間では
『バリックスのラプチャー』
と言ってますが、
いわゆる食道静脈瘤の破裂により
大量の吐血からショック状態になり
命にかかわる状態になってしまいます。
これを防ぐために、肝硬変の患者さんには
定期的に胃カメラを受けてもらい
食道静脈瘤に血マメができた頃合いで
内視鏡手術をします。
今回、食道静脈瘤をフードのついた
胃カメラで吸引し、その根本を輪ゴムで括る
『内視鏡的食道静脈瘤結紮術(EVL)』
を行いました。
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田中医師と内視鏡センターの
看護師さんや技師さんが
阿吽の呼吸で、
輪ゴムを数箇所程度
かけていきます。
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術者間とタイミングが悪く、
中途半端に輪ゴムを括ると、
かえって大出血になって
しどろもどろになりかねません。
なので、意外に緊張する治療です。
熟練のスタッフさんたちと
息もぴったりで完遂しました。
なお、縛られた静脈瘤は
1週間以内を目処に
輪ゴムと共にころっと落下し、
その部分は、綺麗な粘膜に生まれ変わって
食道静脈瘤が消えるということになります。
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2025年01月18日更新