新病院オープン1ヶ月でまだ引越し完了とはいえませんが、医療はその間も進歩を遂げておりますので、最新医療を吸収しに広島までやってまいりました。肝臓癌に対するラジオ波焼灼術(RFA)は確立された治療として多くの皆様に受けて頂いてますが、今回マイクロ波で癌を焼く手技が順天堂の椎名先生らのグループから紹介されました。血管に近い部分が焼け難いRFAの欠点を補い、米国では主役になりつつあるとのことです。ただ、米国の信じられないくらい大雑把な医療の実態も併せて知ることになりました。針はアンテナというそうですがRFAのものより太くなります。C型肝炎治療ですが、虎ノ門病院の熊田先生による講演で、新しい3種合剤について既存の治療成績を上回る予測が示されました。またII型ウイルスの透析患者さんだけ適応がなかった飲み薬ですが、年末頃処方ができるよう開発が進行しているようです。昨日の夜は広島名物を食べました。
2017年06月9日更新