【肝硬変患者さんは身体障がい者の認定を 受けられる可能性がありますよ
肝硬変の患者さんで、
まだご存知のないかたも
いらっしゃるかもしれないと思い、
改めて
『肝硬変』と『身体障がい者の認定』について
概要を書きます。
古くは、平成22年4月、肝機能障害の
Child-Pugh分類の3段階(A・B・C)のうち、
もっとも重篤な分類C(10点以上)の場合、
3ヶ月の治療、観察期間を経過しても
分類Cのままだった場合に認定を
受けられることになっていました。
(ただし、アルコール性肝硬変の場合は
半年以上の禁酒に成功していることが証明
されなければなりませんが)
その後、平成28年4月1日より認定基準が見直され、
分類Cよりやや軽い分類B(7点以上)も対象となり、
さらに1 級、2 級の要件も緩和され、
社会的サービスを受けられる内容も
手厚いものになっています。
『ちょっと重たい肝硬変の患者さんは
国が生活のヘルプをしますよ!』
って制度があるんです。
肝硬変の患者さんにとっては朗報ですね。
基本的には
患者さんからの自己申告から
申請の手順に進みます。
まあ、肝硬変は症状がでないかたも
多くいらっしゃいますので、
基準に達していても
『こんな制度!知らなかった』
と気がつかれるパターンもありますね。
まだ認定をうけていらっしゃらない
肝硬変患者さんは
一度主治医に相談してみては
いかがでしょうか?
2021年01月22日更新