「肥満症に対する内視鏡下胃内バルーン留置術」のセミナーに参加するため大分に行ってきました。
これは、胃カメラを使って胃袋に水風船(シリコン製バルーン)を入れて、6ヶ月後に平均10キロぐらいやせると言う治療で、このセミナーを受講しないとそのバルーンを売ってもらえません。無事受講修了証を頂きました。
どうして私のような肝臓専門医が肥満症治療の勉強をしているかというと、今や肝臓外来に訪れる大半の患者様は脂肪肝で、体重コントロールは非常に大事だからです。
最初は生活習慣の見直しだけで頑張ってもらい、それでも難しい場合や、急を要する場合に薬を使います。
内視鏡とか手術で治療するってことになるケースは滅多にないことではありますが‥‥
四日市消化器病センター肥満外来では、治療の選択肢をなるべく増やしたいと思っています。
肝臓内科医師 石原
2019年03月5日更新